パソコンにはかならず付いているシリアルATAが誕生する経緯を見ていこう。まず、シリアルATAワーキンググループというものが、2000年の2月に誕生した。そして、その9か月後の11月、Serial ATA Revison 1.0 が発表された。そして、この発表と同時に、今後(2007年ごろまで)の開発計画も示された。次に、シリアルATA2ワーキンググループが2002年の2月に誕生。ここで、従来品のパラレルATAとの違いを書いていこうと思う。パラレルATAとは、シリアルATAが誕生して以降、旧型のパラレル通信を行うといった、ATA規格を区別するレトロニムである。そのため、このパラレルATAというのは、正規の規格とは言えない。まず、信号経路のシリアル化、ホットスワップに対応、通信速度の向上、ケーブルの長さが45.7cmから100cmに改良、マスタースレーブ接続の廃止、などがあげられる。また、SATAと呼ばれるインターフェースも存在する。これは聞いたことある人も多いのではないだろうか。しかし、コネクタとケーブルを見ると、SATAとパラレルATAは全く違うものとなっている。

外部装置用にはまた別なインターフェースが容易されている。それは、eSATAと呼ばれるコネクタが容易されている。この場合、SATAドライブはSASコントローラに接続され、ネイティブSASディスクと同じケーブルで通信を行うことが可能である。ここで、SSDの話に戻る。SSDはHDDと比べると、処理速度が速い。また、発熱も少ない点や、衝撃にも強いといった特徴を併せ持つ。軽量で動作音も小さい。こういった利点が多いため、最近のコンピュータにはHDDとSSDの両方を搭載しているものが主流になってきている。私もノートパソコンを所持しているが、SSDが搭載されている。使っている感想としては、とにかく音がほとんどしないことが一番大きい。熱もほとんど発することがないので、非常に便利である。また、高スループットと低消費電力といった利点を持っているので、2011年から徐々にデータセンターではHDDに変わってSSDが用いられるようになってきている。しかし、値段が少々張るのが難点である。